農業共同体見聞録07 余市エコビレッジ
~訪問記~
余市の農業共同体、2か所目は「余市エコビレッジ」さんです。農業体験、エコカレッジなど面白い活動をしています。
【ウェブサイトも開設しました!纏まった情報はそちらに掲載!】
http://matsuokakenji.wixsite.com/nougyoukyoudoutai
・1日目
10月26日(水)、余市の余市エコビレッジさんにお邪魔しました。今朝までは「えこふぁーむ」さん、今日からは「エコビレッジ」さんです。名前も似てますし、地域もすぐ近く(車で5分くらい)ですが、別の所です。
今朝は9時過ぎにえこふぁーむの牧野さんとお別れし、小樽で買い物や用事を済ませ、その後、余市に戻ってエコビレッジさんにお邪魔しました。
シェアハウス
エコビレッジさんは、普通の農家さんや農業法人の様に生産、出荷が主要な事業、という訳ではなく、もちろん、農業はしますが、農業を通じて、農業体験や自然体験、エコな生活の講座、などを行いつつ、そこのスタッフさんが農場のシェアハウスなどで生活を送る、と言う様な形態の場です。
スタッフ住居
今日は代表の坂本さんにお話を伺い、夕方から地元の温泉に、スタッフさんや地域の若者(と言っても、以前、エコビレッジにいた方)と一緒に行き、その後、シェアハウスでスタッフさんとキムチ鍋を作って食べました。
ワインブドウ
農業というと、生産、出荷がメインである事が普通ですし、もちろん、エコビレッジさんもちゃんと農作業はしていますが、地域や地域外の人達も巻き込んだ、農業体験などをメインとする方法もあると、目から鱗でした。
生食用ブドウ
・2日目
10月27日(木)も余市の余市エコビレッジさんにお邪魔しております。今朝はシェアハウスで皆さんと朝食を頂き、葡萄の棚下ろしの作業です。が、その前に、倉庫に住み着いた、ノラ猫の赤ちゃんと触れ合いタイム。
代表の坂本さんとノラ猫の赤ちゃん達
で、春〜秋は葡萄棚に葡萄の枝を吊るしていますが、冬の間も吊るしっぱなしだと、枝に雪が積もり、葡萄棚が潰れるので、地面に降ろします。副梢という、細い枝を鋏で切って、バンバン地面に引きずり降ろします。
引きずり下ろす、スタッフのミナさん
続いて地元の体験農家さんの所にそば打ち体験をしに行きました!青い作務衣を着て、格好だけはそば職人になりきり、そば打ちです。…やけに太いそばになりましたが、生地の味が良いのでノープロブレム。
格好だけはソバ職人松岡
その後、地元のワイナリーを二軒、見学させて頂きました。一軒は日本清酒が経営する、巨大なワイナリー、もう一軒は個人のワイナリーです。自分でお酒を作れるのは良いですね。…酒造免許か酒販免許取ろうかな…
余市ワイナリー
で、エコビレッジに戻って、夕食を頂きます。昨日の鍋の残りで作った雑炊です。これまで訪問した場所では、ガッツリ農作業をしていましたが、農作業も終ってて体験も少ない時期だからここでは割とのんびりです(笑)
地元の農家さんとお昼
・3日目
10月28日(金)も余市の余市エコビレッジさんにお邪魔しております。今朝はノラ猫の赤ちゃんどうする会議で癒されていましたが、昼間は仕事は休みで、パソコンをいじってたり、余市の行きたい所に行ってました。
ノラ猫の赤ちゃん
ノラ猫の赤ちゃんどうする会議
今日の本番は夜からです!18時にエコビレッジの学び舎に地域の協力農家さんが集まって、エコビレッジから協力農家さんに、ここ数カ月のエコビレッジの活動報告を行い、良かった点や反省点などを話し合いました。
モンガク谷の皆さんと会議
そして、19時からは学び舎で、地域の協力農家さんも交えたまま、半年間、エコビレッジで働いた、ボランティアの方の送別会が行われました!持ち寄ったお酒や料理を飲んで、食べて、歌って、踊って(本当に踊った)大盛り上がりでした!
会議はついででメインはこっち!?
歌うモンガク谷の仲間達
仲間や地域で、深い絆があるというのは、良いものだなぁと、しみじみ感じました。一旦お開きになった後も、ボランティアさんと数人で、夜遅くまで語らっていました。去る人も、送る人も、こういう別れなら幸せですね。私はノラ猫の親子に洗濯カゴとシーツをくれてやり、就寝しました。
幸せに送られるボランティアのトモさん
【ウェブサイトも開設しました!纏まった情報はそちらに掲載!】