農業共同体見聞録&農業共同体設立記

日本中の農業共同体、農業コミューン、エコビレッジ、農業シェアハウスの訪問記と、東京都西多摩郡檜原村での古民家シェア&ゲストハウスと里山シェアリングの設立記!

農業共同体見聞録02 Gufoの森

~訪問記~

農業共同体見聞録、2か所目は農業共同体ではないですが、農場付きのシェアハウス、「Gufoの森」さんです。

【ウェブサイトも開設しました!纏まった情報はそちらに掲載!】

http://matsuokakenji.wixsite.com/nougyoukyoudoutai

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・1日目

 午前は寧楽共働学舎さんで小麦の搬入作業を手伝い、お昼ご飯を頂き、上富良野に向かって、出発しました。空知東部の山中を抜けて、空知の田園地帯を横切り、空知中央の山中を抜け、空知川、滝里ダム湖畔の道を走り、富良野の平野部の畑作地帯の農道を北東に向かって走り、約3時間で上富良野「Gufoの森」さんに到着しました。

 

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空知東部の山中

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空知の田園地帯

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空知川上流、滝里ダム

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富良野平野部

 オーナーの方は、仕事の都合でまだ富良野に移住していない為、「Gufoの森」を建築した、地元の大工さんに案内して頂きました。まだ、一部の内装の工事は途中でしたが、既に10月から、2人の入居者が暮らしています。

 シェアハウスの外観はお洒落なペンションの様な感じです。共用部分は暖炉のあるリビング、広々としたキッチン、綺麗な洗面所、トイレ、お風呂は数か所ずつ。個室は10室あり、全て10畳以上、窓からは富良野の雄大な自然が見えます。敷地内には造成中のシェア畑もありますし、また、ここはペット共生型のシェアハウスで、大きな動物の飼育ができる施設も構想中。敷地内の古い納屋を改装した、カフェやお店も構想中との事でした。

 「この地域はこれからもっともっと面白くなる。」そう語る大工さんの言葉がとても印象的でした。

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Gufoの森

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リビング

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シェア畑予定地

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雄大な自然

農業共同体見聞録01 寧楽共働学舎

~訪問記~

 記念すべき農業共同体見聞録、最初の訪問先は寧楽共働学舎さん。北海道生活中も訪問した、素敵な所です。

【ウェブサイトも開設しました!纏まった情報はそちらに掲載!】

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・1日目

 10月08日(土)に地元・神奈川を出発し、茨城県大洗市でフェリーに乗り込み、10月09日(日)に北海道苫小牧市に上陸し、札幌で大学の友人と飲み、ゲストハウスで一泊。そして10月10日(月)、札幌を出発し、空は曇り、雨が降り、風が吹く、秋の日本海沿いの道を走る事3時間。留萌、小平は晴れ間が見えて、留萌の海岸の夕日や、小平の山間の夕暮れの景色や、虹の姿に感動しつつ、留萌郡小平町寧楽の寧楽共働学舎さんにお邪魔しました。

 

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石狩の海岸沿い

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留萌の夕暮れ

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小平の虹

 

 夕方、共働学舎さんに到着、夕食を頂いて、その後、農場から800m程離れた場所にある住居(元は地元の小学校の教員住宅。小学校が廃校になり、教員住宅が開いており、共働学舎さんが買い取ったもの)に住んでいる元メンバーの方(今は小平町で仕事をしており、共働学舎さんでソーセージを作る時など、人手がいる時は手伝って下さる方)の所でホルモンパーティーをするので、お邪魔しました。和気藹藹とした雰囲気で楽しかった!

 

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母屋、ベルン

 

・2日目

 10月11日(火)、今朝は5時に起床!豚舎の世話に参加します。豚舎は3階建て、1階と2階の16区画で180匹を飼育しており、竹箒で掃き、スコップで掃除して、餌をやります。7時には豚舎の世話が終わって、シャワーを浴びて、7時半から朝食を頂き、一時間ほど休憩です。8時50分に食堂にメンバーが集合し、ミーティング。週末にやった掃除、今週のメンバーの予定、今日の午前の仕事について、各メンバーが報告、発表していきます。

 

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豚舎

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食堂

 

 私は午前中は「パレットの引き取り」に行く事に。母屋の木質ボイラーの燃料となる大量の薪は、留萌の水産加工会社の輸入用の木のパレットを貰って来たものですが、場所がないので近所の農家さんの所に置かせて貰っており、それを引き取りに行きました。何人かで手で持って、トラックの荷台に載せます。…結構重かった;

引き取り後は農場内にパレットを降ろして、12時から昼食とミーティングと休憩。13時半から、パレットを解体して薪にしたり、薪を蒔き小屋の中に積む作業を行い、15時半から30分休憩し、16時からは豚のお世話。

17時半には仕事が終わり、18時から夕食を頂き、後は自由時間。朝早いので凄く眠い。すぐに寝ました。

 

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お風呂に入って、

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 後は寝るだけ☆

 

・3日目

 10月12日(水)、今日は朝夕の動物の世話はありますが、昼間の仕事は休みです。5時に起きて豚舎の世話をして、朝食を食べ、夕方まで自由時間です。代表の毛利さんは木質ボイラーに薪をくべる仕事があるとの事で、薪を運ぶ手伝いをしながら、毛利さんとお話しをして、共働学舎について色々なお話しを伺う事が出来ました。

 お昼を食べ、農場や寧楽地区の写真を撮り歩きます。15時過ぎから、毛利さんが小平市街に買い物やソーセージの配達に行くという事で、同行させて頂きました(夕方の豚舎の世話は皆さんにお任せしました^^;)。買い物やソーセージの配達を済ませながら、今度は毛利さんの生い立ちや、共働学舎に入った経緯を伺います。

18時半頃に戻ると、既に皆さんは夕食を済ませていて、毛利さんの部屋で夕食をご一緒させて頂く事になり、また色々なお話しを伺います。現代の競争社会に馴染めない人達が、自立を目指し、楽しく生きる場を守りたい、そんな毛利さん、寧楽共働学舎の皆さんの想いが、この農場の優しい、楽しい雰囲気を作っていると感じました。

 

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寧楽の景色

 

・4日目

 10月13日(木)、今朝も5時に起きて豚舎の世話をして、朝食、休憩、ミーティング後、小麦の搬入の仕事です。一袋30㎏入りの小麦数百袋を、トラックから手作業で降ろします!人数が多いから何とかなりましたが、それでも重かった…その後、私を含め3人で、小麦の袋を開けて、中身を出す作業をしましたが、これもまた、重くて重くて…なんとか午前中で半分以上は終わらせ、昼食を頂き、寧楽共働学舎さんを後にしました。

 

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寧楽を後に